ここ3年くらい、自宅でドレッシングを使うことがなくなり、生野菜を食べるときはオリーブオイル+バルサミコ酢か、めんつゆ+カロリーハーフマヨ+大量のすりごま、という組み合わせが定番になりつつある。
既製品を避けているわけではなく、正しくは「絶対に使いきれないのでもったいない」。外食するときは、ふつうについてきたドレッシングかけて食べてます。
ドレッシングにひと手間かける(ともいえないくらいのわずかな手間ではあるが)なんて、ちょっと前のわたしだったら「めんどうくさい」と即却下していただろうけれど、慣れてしまえばなんてことはない。サラダの味なんて2種類もあれば十分贅沢である。
それが結果的に、ほどよく健康な食生活に一役買ってくれているようだ。そして、知らずしらずのうちにそれに胃が慣れていく。
とあるカフェチェーンで気まぐれにサラダを食したとき、ちょっとガーリックがきいたパンチあるドレッシングがかかっていた。食べているときは何とも思っていなかったのだけど、食後5-6時間たってもなんだか胃がもたれている。
いつまでも胃が気持ち悪いわたし、1日をふりかえって「今日そんなにもたれるほど食べたっけ……? あ、もしかしたらあのドレッシングか」と思い至る。
よかれと思って、なんとなくセットにつけたサラダ。かかっているドレッシングなんてほんのわずかな量なのに、身体の慣れってこわいわね、と苦笑いせざるを得なかった。