久しぶりに「書けない」焦りがある。原稿がめちゃくちゃ溜まっている。ので、ここを開く。いつものパターンだ。最近、手書きの手帳をメインで使ったり、ジャーナリングをしたりすることが増えてそれで満足しているところがあったが、やはり準備運動でキーボードを打つ感覚を取り戻すのも大事だったりする。これでエンジンがかかればいいのだけれど。
ものすごく少しずつではあっても、ものごとがちょっとずつ前進している感覚は人を癒すんだなと、ここのところ痛感している。「できないこと」が山積みで、それにこころが囚われてどんどん病んでいった過去の自分と比べると、今はたとえ同じような状況に陥ったとしても、小さく何かしらは前に進んでいるからもちこたえられている。たぶん。
歳を重ねて、成長とかレベルアップとか、そういうミッションが常に課されている状況にうんざりしてしまうことが増えた。「なんだか漠然と疲れてしまった」というべきか。
そんな自分をなんとか維持するために、あの手この手で工夫を重ねる。全力ダッシュしたり階段を駆け上がったりすることはもうできないけれど、平坦な道を休み休み歩くことはまあなんとかできる。
キャパシティ70%くらいのものだけ持って、ゆっくり自分の足で歩く。高速の乗り物も、荷物が大量に詰め込めるトランクも早々に手放して、ひとりならそれが許されるだろうから。
この1年で、本当に自分のスタンスが変わった。そう痛感する。