「教養」ってなんだろうな、と
いつも考える。
きちんとした教養を身につけたい。
教養を持つ人間でありたい。
でも、「教養」が何なのか、
いまいちよくわかっていないところもある。
こういう知見を持てるようになったらすてきだなと
憧れるのは、作家の塩野七生さんだ。
はずかしながら、30歳近くなるまで
塩野さんの書かれた作品を
まともに読んだことがなかった。
たまたま、最初に手に取ったのは、
「日本人へ 国家と歴史篇」。
どうしても塩野七生さん=「ローマ史の人」という
強いイメージがあって、あまり興味の範囲が及ばなかった。
でもこの本を読み、幅広い知見をもとにした
適確な政治談義(といっても私には判断ができないのだけれど)、
世の中を見つめる冷静な視点に、かなりしびれたものだ。
それから読みはじめた「ローマ人の物語」は
なかなか進んでいないのだけれど……。
塩野さんの書かれた映画エッセイ
「人びとのかたち」は、
お気に入りの一冊である。
▼古い映画の中に描かれた、恋愛や女性の生き方を知る[週末読書 book-4] from MOMPRENEURs
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