#662 ぴりぴり【三日坊主とひとりごと】

田舎の法事は人の出入りが激しい。久しぶりにお会いする人たちと次々にあいさつを交わし、台風が近づいているからかひどい湿気で蒸し風呂のような空気をやりすごしながら、冷房を効かせた部屋で細切れに仕事をしていたら、なんだかどっと疲れて21時には寝落ちしていた。いくらなんでも早すぎる。

施主としての役目はこの初盆でひと段落である。まだいくつか残っているあれこれもあるけれど、ともあれ大きなイベントは完了したのでほっとしている。

いつもと違う化粧水を妹に借りたら、顔がぴりぴりとかゆくなってしまった。ここのところ、今までとちがうものを試しては肌が荒れたりしていたので結局シンプルなスキンケアに落ち着いていたことを思い出す。

何年か前にマリメッコのリュックサックを購入してからすっかりリュック派になり、スーツケースを使わなくなった。持ち歩く荷物をできる限り減らしたいので、2泊くらいの外出のときは化粧品などを最小限にしていた。めんどうくさがらずに、自分に合うものを持ち歩こうと思いなおす。

自宅に戻ったら、そろそろ古くなってしまったスーツケースも処分してしまおうか。めったに長い旅行には出ないのだから。

わたしはミニマリスト、とまではいかないけれど、身の回りにおいておくものはできるだけ少なくしたい。持ち歩くものもそう。

次に厳選したいのは、時間の使い方かもしれない。なんとなく過ぎていく時間を眺めながら、そう思っている。