リハビリを兼ねてしばらく毎日、日記をつけてみようかと思う。いつまで続くかわからないけれど。自分が考えたことを言語化する……とまで大げさではなくてもいいのだけど、自分の思考やできごとをそのまま、つづって振り返る作業は、わたしのような人間にとってはけっこう大事なのかもしれない。
父の初盆で、地元に帰省。もともと両親がそこそこ歳を重ねてから生まれた子どもだったので、なんとなく覚悟はしていたけれど、いざこうして両親を亡くしてみると、なんだか自分の人生のステージが一段階、がらりと変わったような感覚がある。
なにがどう、というのはうまくいえないけれど、ここから先は自分にとってどういう時間になるのだろう、というかどういう時間にしていけばいいのだろう、というのがほとんど見えていない。
それがなくてもここ数年間、「この先10年、何して生きてく?」みたいな問いがぼんやりと常に頭にあって、考える糸口も、きっかけも何もなくて現在進行形で途方に暮れている。
とっかかりをつかむにはやみくもにでも自分が行動するしかないのだけど、その気力もまるでないのが実情で、ただこれまでと地続きであまり考えなくても進んでいける道を、慣性の法則のままに流されている。
いつまでこうしている? いつまでこれを続けられる? どうにもならなくなれば動かざるを得ない。わたしはそれまで滞留し続けるつもりなのだろうか。もはや自分でもよくわからない。