#652 じっと待つ【三日坊主とひとりごと】

しんどいな、と思う夜がある。そんなことをなんでわたしはインターネットなぞに書き散らしているのだろう、とも思う。自分の手元にあるコピー用紙か何かに書き殴って、ぐしゃぐしゃに丸めて捨ててしまえばよいのだ。

でもなんとなく、わたしはインターネットの海のなかに毒にも薬にもならない文章を定期的に放って、それがゆらゆら漂って視界から消えるのをただ眺めている。

意義やら目的やら、そういうのを考えるのは報酬のある仕事だけでいい。せめて自分の庭で書くときは、なにも考えずに頭の中を写しとってしまえばいい。

こんなことを書き続けていたら、きっといつか後悔するときがくるのかもしれない。でも不思議と、ここで書いていることをふりかえったり、ふりかえって恥ずかしくなったり、消し去りたくなったりしたことはない。とりあえず、今のところは。

この記事も、自分がいつか読み返す確率はかなり低い。だからすきに書き殴っているところもあるけれど。

仕事で文章を綴ることに追われているなか、「自分の気持ち」とか「自分の頭で考えたこと」が曖昧になっていくことに恐怖感があって、この場所をつくったことを思い出した。

そういう意味では、何年たってもこうしてときどきこの場に戻ってくることがあるのだから、機能は十分に果たしているといえるのだろう。

そろそろ前に進みたいな、という気持ちがあるけれど、状況は一進一退。これもじっと待つしかないんだろうな。