#646 ふりかえる【三日坊主とひとりごと】

今年は仕事のやり方、ミーティングの入れ方、進め方などを変えたこともあって、定期的に進捗をすこしずつふりかえる機会があった。むしろ今までまったくそれをせずによくやってきたな、と思う。

1ヶ月のふりかえりをするとき、「こないだもふりかえったばかりなのに」と毎回思う。そのくらい、時間というのは常にあっというまに過ぎ去っていくものだ。これはわたしの感覚ではなく、単なる事実なのだろう。

うかうかしていられないなと思いつつ、ここのところ数年は「なんで常に前進していなければならないんだろう」という小さなちいさなくすぶった反抗心(いったいどこに向けたものなのかさっぱりわからないが)を、どうしても消し去ることができずにいる。せめて自分だけは、その違和感を否定せずに受け入れてゆるしてあげたいとも思う。

今日も最低限のタスクをこなし、ぼんやりとした時間をすごす。毎日、平日休日かかわらず夜中まで必死に働いていた頃の自分を考えたら、とてもじゃないが考えられないことだ。

やるべきことはいつも山ほどある。今日だって本当は、やったほうがよかったことはたくさんあった。

でもいまはそれができない。できないし、やろうとしないことにしている。

とあるチームのふりかえりの項目に、「やろうとしたけどできなかったこと」を入れた。これは反省するためではなく、それが本当に自分にとって必要なことなのかどうか、もう一度考えるためだったりする。