#645 朝のひととき【三日坊主とひとりごと】

また深い思考ができなくなっている。頭に言葉が入ってこない。言葉の意味を掘り下げられない。目や耳から体内にとりこまれる文字がすべて、上すべりしてつるんつるんと脳みその表面を転げ落ちていくような感覚がする。

そろそろまた、ちゃんと自分の言葉を書き留めないといけないのかもしれない。と、思って久しぶりにキーボードをたたく。ここはそういうときのための場所だ。

久しぶりに6時に起きた。ここのところずっと、早い時間に疲れて寝てしまい夜中に起き、そこから眠れず明け方また寝落ちして8時ごろに起きる、みたいな不規則きわまりない睡眠状態が続いている。よくない。まったくよくない。

明け方、世の中の気配がひっそり静まりかえっている時間にひとり目を覚ましているのも、きらいじゃない。むしろすきかもしれない。

でも窓の外がゆっくり明るくなってくるのをみると、「ああまた今日がはじまってしまうんだな」なんて思ってしまう自分もいる。

今日に限って、なぜ「起きよう」と思えて身体が動いたのかわからなかったけど、朝からお茶を入れ、米を炊き、そろそろ調理が必要そうだったかぼちゃを蒸した。

部屋を温めて、デスクに向かいメールを返す。スケジュール帳を開いて今日のタスクを確認してみたりする。

この気力と体力が、今日はどこまでもつかわからない。たぶん途中で電池切れを起こしてベッドにしずむ時間もあるだろう。それでもこういう日を、少しずつ増やそう。