自分が住まう部屋というのは、どんなにものを捨てようが手放そうが、なんだかんだまだまだ不要なものがあるものだなぁと、しみじみ思う。
2年ほど前までは2つあった本棚(とぎゅうぎゅうの本+押し入れのα)を、思い悩んだ末に半分にし、もう無理かなと思ったところからさらに半分ほどになり、近頃はまた1つの本棚にすっきり収まってまだ余裕があるくらいにまで減らすことができた。
かつて2つ分の本棚にどんな本がおさまっていたのか、まるで思い出せない。
手がつかないまま書類を放り込んでいたバンカーボックス、ピーク時は6-7個保有していたが、結局半分以下にまで減り、もうそろそろ目の届く範囲にすべての書類が収まりそうになっている。(蓋をあけてみたら4分の3ほどは不要なものだった)
服も最小限になり、日用品もかなり厳選され、さて次はすっかり使わなくなったスピーカーをどうするか……と思案しているところ。
あげくの果てに、最近はついに記録媒体の整理にも着手しはじめた。いわゆるデジタルデータ。
スマホの中にひそんでいた、もう二度とふりかえることもないであろう無意味な写真データの数々。もう保管不要な仕事のデータ。
捨てることに何も躊躇がなくなってきて、逆に「何を手元に残すのか」「記録として何は残しておくべきか」を考えるようになりつつある。
そもそも「記録」ってなんだろう。わたしは正直、自分の記録を残しておきたいという欲望もない。