記憶のなかにある、
「最初の美術館」って
何だろう。
ものごころついてから
はじめて行った美術館とか、
博物館とか。
長野県安曇野にある
いわさきちひろさんの美術館は
そんな「はじめて」に
あふれていた
http://www.chihiro.jp/azumino/
私たち姉妹は、子どもの頃から
いわさきちひろさんの
絵本を読んで育ってきた。
父がファンであることもあり、
ずっと前から行きたいと思っていた
念願のちひろ美術館に、
父とふたり旅。
広大な敷地に、みごとな眺望。
(あいにく、訪れた日は雨だったが)
お盆明けだというのに、
館内は小さな子どもを連れた
家族がたくさん。
お絵かきコーナーがあったり
遊ぶスペースがあったり
絵本コーナーがあったり
子どもの目線に合わせた
カフェがあったり。
ちひろさんの作品は
どこまでもやさしくて。
いつかの私も、
真剣なまなざしで、
彼女の絵を見ていたのだろうか。
世代を超えて、受け継がれる
心の存在を感じた。