なんでこうなってしまったんだろうな、と思うことはいろいろある。もっと早く手をつけていれば。もっと早い段階で気がついていれば。もっともっとあのときがんばっていれば。あのとき逃げずに問題を解決していれば。
周りを見わたしてみれば、後悔は増えていくばかりだ。
それでも自分が生きているのは今なわけであって、巻き戻しも取り消しもできないのだから、前に進みながらどうにかするしかないのだけど。
そんなことを考えながら、最近はもうすっかり習慣になっている朝食づくりをした。
ちょっと前までは、少しでも気分に波があると一歩も動けず、スマホからかろうじて出前をとるくらいしかできなかったのだけど、いろいろなタイミングが重なってダイエットの習慣ができてからは、どんなに落ち込んでいても自動的に身体が動いて冷蔵庫の残りものをさっさと調理できるようになった。
人間、変われば変わるものだ。
毎日、納豆ごはんと味噌汁を決まった時間につくってきちんと食べ続けることが、どれだけ難しいか、いまのわたしには身に染みてわかっている。
それがなんとかできているからこそ、できているうちは余計なことに手を出さずに、ひたすらそれを繰り返してみてもいいかもしれないと思っている。
この先の人生が長いのであればタイミングはどうせまたくる。(短いのであれば、それまでだし)
決してあきらめや投げやりではない、不思議な感覚が自分の中に芽生えている。気がする。