#518 深夜2時のコーヒー豆【三日坊主とひとりごと】

お茶を大量に買った。ルイボスティー、紅茶、ハーブティー、50パック入りの麦茶。ついでのチャイ用のスパイスミックスも。

もともとコーヒー好きで、自宅で仕事をしているとガブ飲みしてしまうわたしは、インスタントやドリップバックをストックするのをやめて、あえて豆を手挽きのミルでひいてコーヒーを入れている。一杯ずつ、その都度。

まあまあめんどうなので、自宅で飲むのは朝の一杯くらいですんでいた。日中は外出先のコーヒーショップで、もう一杯くらい。1日2杯。まあ、そのくらいなら問題なかったはず。

しかし、だ。外出することがほとんどなくなり、朝から晩まで家にいる。食事もすべて自宅。

となると仕事の合間、適度に気分転換ができるのは、昼寝、家事、ラジオ体操、そしてコーヒーくらいしかない。

起きて一杯、朝食兼昼食後に一杯(わたしは1日2食生活なので)、原稿の編集中に気分を切り替えたくて一杯、夕方に頭をシャキッとさせたくて一杯……。

好きなコーヒーのお店から通販で購入したコーヒー豆3袋が、あっという間になくなっていくのを見ながら、「これはあんまりよくないな」と、なかなかシャキッとしなくなった頭でぼんやり考えた。

ものすごく充実したお茶コーナーを眺める深夜2時。それでもつい、隣のコーヒー豆に手が伸びてしまう。

ごりごりと、たった一杯のコーヒーを飲むためにわざわざ豆を挽く。むしろその行為が、わたしには大事なのかもしれない。