#492 体感速度【三日坊主とひとりごと】

10月だ。「えっ、9月、ほんとうにあった?」

格別、忙しかったわけではない。(8月のほうがよっぽど忙しかった)なぜか春より、夏より、初秋であるこの9月がいちばん、一瞬のうちに過ぎ去ってしまったように思える。

支援先であるクライアント企業の数が増え、それぞれに対応していると、面白いことに気がつく。

ある企業から「返事がこない……」とこちらがやきもきしていると、数日たってなにごともなかったように返信がきて、仕事が進む。

かと思えば、別のある企業では「もう少し大丈夫だろう」とのんびり構えているところに、矢のような催促が飛んでくる。

クライアントの業種、企業規模、目指すゴールなどによって、それぞれ進んでいる「スピード」が違う。ようやくそれに慣れてきたところだ。

でもこれじゃダメだな、と思うこともある。あまりにも支援先に合わせすぎてしまうと、会社の体制もなにも整わない。もちろん柔軟性は失いたくないけど、最低限のラインは堅守しないと。

そしてたぶん、自分の体感速度を信じすぎてはいけない。クライアントに対してもそうだし、メンバーや関係者に対してもそうだ。

1か月なんてあっという間で、わたしにとっては「あれ、こないだ話したばっかりじゃん」と感じても、相手にとっては「ようやく1か月がたった!やっと話ができる」という感覚かもしれない。

自分の感覚に正直になりすぎて、エゴ成分が強くなりすぎないように気をつけたい。