#416 得意と不得意の境界線【三日坊主とひとりごと】

生きてくうえで「得意」と「不得意」を強烈に実感するようになったのは、実はここ2-3年のことだ。

それまでは、得意だろうが不得意だろうが関係なかった。求められればやる。必要があればやる。(というか、やらざるを得なかった)

それだけだった。なんら疑問を持つことすらなかった。

でもどこの境目からかはわからないけれど、「苦手なこと」と格闘していて、ふと「なんでわざわざ、できないことこんな必死にやってんだっけ?」と我に返った瞬間があった……と思う。

なにより、不得意なことを淡々と仕事としてこなすことが、どんどんできなくなってきた。

年齢のせいにはしたくないけれど、体力と気力のバランスがガクン、と変化したからかもしれない。(わたしは30歳から35歳までの振り幅が相当大きかった)

正直なところ、頭では重々わかってるのに身体がついてこない、なんてことが増えてしまった。これはしんどかった。

またある程度、「まあまあ得意なこと」がわかってきた裏返し、というのもあるかもしれない。

そんなにあれもこれもできなくても大丈夫、という自信がついて、勝負エリアが明確になってきたというか。

だから一度、手持ちの仕事をすべてリセットして、自分が得意なことを最大限に生かしていく方法を考えはじめた。

「戦うために必要なこと」は、そこら中のビジネス本に書いてある。

でも「自分がこの先ずっと戦い続けるために必要なこと」は、自分しかわからないのだ。