食後はコーヒーがないとダメ、ひとりでご飯を食べるからネット動画かラジオが欠かせない。
そう思って準備してきたけど、穂高養生園では、どちらも、全然いらなかった。
ハーブティーで十分満足したし、森の中から聞こえる音が心地いい。
滞在2日目は「森の中を歩く」つもりだったけど、部屋でひたすらぼーっとする。
瞑想したり、ノートに書きながら考えたり。
ストレングスファインダーで、「内省」「責任感」が自分の強みとして出ているわたし。
ここ1年くらい、どうもそれが裏目に出ていることが多い。
内省してるつもりが、中途半端にしか掘り下げられてない気がしていた。
「最近楽しかったことは?」
「最近怒ったことは?」
「どんな人生を送れたらいい?」
ひとつも答えられず、一体、最近のわたしは何を考えて生きてたのかしら、と自分でも不思議に思うレベル。
「仕事が忙しい」「やらなきゃいけないことでいっぱい!」という状態は、ある意味とても楽だ。
何も考えないですんでしまうから。その、目の前のタスクのことだけを見ていればいい。
でもその状態があまりにも長く続くと、いつの間にか、何かをぼろぼろと落としてることに気づかないまま走り続けることになる。
一旦立ち止まるのに、3年くらいの区切りはちょうどいい。だから学校教育の仕組みってうまくできてるんだな!と今さらながら思う。
今年はもう一度、助走期間にする。そう決めて、東京に戻ってからのことを考え始めた。