#041 当たり前の不自然 【三日坊主とひとりごと】

会社勤めを辞めたときに
朝晩の満員電車から解放されて、

あの時間がないだけで
こんなにストレスフリーなのか!
と、驚いた。

都内では、
1時間の移動時間があっても
ひとつの電車に乗りっぱなし、
ということは少ない。

Door to doorで
慌ただしく
2回、3回と乗り換え、

階段やらエスカレーターやらを
小走りで
昇ったり降りたり。

ホームの数も山ほどあるから
どこに向かえばいいのか、
どの位置で乗車すれば
スムーズか。

絶えず、アタマを使って
考えなければならない。

ゆっくり座れることは少なく、
時間によっては
ぎゅうぎゅう詰めで、

本はおろか
スマホすら見る
余裕がないことも多々ある。

福岡から羽田への移動時間、
飛行機のなかで完全に爆睡し

起きたらなんだか
スッキリ元気になっていて。

いつもの、あの消耗する
移動時間は一体何なのだ。

不自然なことが、少しずつ
「当たり前」になり、
それに無自覚になってしまう。

そんなことが、
結構あるような気がする。